リウマチ治療を継続されている方へ

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なぜ、症状が進行してしまうのか

関節リウマチは、軟骨や骨の破壊は進行していない段階(初期)で治療を始めれば、骨が変形する前に炎症(=関節炎の活動性)を抑えることが可能です。
しかし、腫れや痛みが一時的に取れたとしても、滑膜に炎症そのものが残っていると、症状は進行し、やがて関節に変形が生じます。治療を受けているのに症状が進行してしまう場合、おもに次の要因が考えられます。

1) すべての炎症を捉えておらず、十分な治療ができていない
2) 薬の副作用が出やすく、薬を最後まで効かせることができていない

最初に訪れたドクターは多くの関節を触って診断していたでしょうか? 関節リウマチは、変形性関節症と違って、一部の関節にのみ症状が出るものではありません。細かい関節から全身のさまざまな関節へ、同時に症状が起こりやすいのが特徴です。痛みを感じていなかった関節でも、炎症が残っていれば症状は進行します。

また患者さんの中には、抗リウマチ薬や生物学的製剤の副作用が出やすく、薬を完全に効かせられないことから炎症が残っている場合があります。症状が進行している患者さんにはそうしたケースが多く、いずれにしても炎症(=活動性)が残っているかどうかを確認することが重要です。

自分に本当に合った治療を

中長期の患者さんにとって大切なのは、個々のケースや症状の経過に応じた適切な治療です。他院で治療を継続しているものの症状に進行がみられる方、寛解状態が持続せず、症状が再燃してしまう方は、当院へご相談ください。


Case 1
自分に合う薬が見つからない

薬による副作用が出やすい患者さんでも、あきらめずにご相談下さい。種類が増えた抗リウマチ薬の中から適切なお薬を見つけましょう。リウマチ専門クリニックとして数多くの診療を行ってきた当院では、患者さんの年齢や症状、薬剤の副作用や感染症のリスクをデータ化しており、患者さん1人ひとりに合った処方を行っています。これまで使っていなかった薬を使うことで、症状が改善することも多いのです。

Case 2
治ったと思ったら再燃した/薬を減らしたら痛み出した

この場合、薬が完全に効いていないと考えられます。生物学的製剤は、薬剤によってさまざまなタイプがあります。当院では、ケースに応じて薬を変え、一般的な寛解基準よりも厳しい基準で寛解の判断を行っています。薬をしっかり効かせたうえで、薬に頼らずとも再燃しにくい治療をめざすのが当院の方針です。

Case 3
変形が起こっているが、炎症もまだ残っている

「変形してしまったから、もうムリですよね」という患者さんもいらっしゃいますが、もし炎症が残っていれば、ますます関節は壊れていきます。当院では、症状の進行している患者さんに対しても、初期の患者さんと同様、全身の関節を触診し、炎症が残っている場合は、もう一度適切な治療を施します。治療して炎症を抑えることができれば、そのぶんの変形を食い止めることができるのです。

Case 4
炎症は残っていないが、関節の変形が進行している

炎症が残っていなければ、進行を抑える治療は必要ありませんが、一度壊れてしまった軟骨組織や骨を元通りに戻すことはできません。この場合、関節周りの筋肉が拘縮してしまうため、リウマチ体操やストレッチなど、理学療法や作業療法に基づくリハビリテーションを推奨しています。また、激しい痛みが続く場合、日常生活に支障をきたす場合には、手術を勧めることもあります。当院では、ご自宅で簡単にできるリハビリテーションを外来診察中に指導しています。

痛みがひどい場合は、頑張りすぎないで

リウマチの患者さんは、痛みに対して頑張ってしまう傾向にあります。痛みがある関節が「固まるかもしれない」とか、筋肉をつかわないと「寝たきりになるかもしれいない」と頑張って関節を動かしがちですが、炎症が残っている時点では、むやみに動かさないよう留意してください。炎症(=活動性)が悪化し、薬が効きにくくなることがあるため逆効果です。

軟骨組織が破壊されてしまった晩期の患者さんにおいては、激しい痛みを伴うことがあります。動かして辛い場合は、無理せず大事にしてあげましょう。リウマチによって変形の残った関節は、一生懸命治そうとしても限度があります。変形した状態なりに上手く使えるよう、関節拘縮を予防するリハビリやストレッチを行ったり、場合によっては手術を施すことも必要です。

関節リウマチには、どう処置を施しても取れない痛みがあるのも事実です。
そのため、他院で治療を行っている患者さんには、知らず知らず痛み止めの薬に頼っている方も多いのですが、痛み止めでリウマチが治るわけではありません。
とくに晩期の患者さんには、痛み止め薬の副作用で合併症を起こすリスクが高まります。

当院では、つねに生物学的製剤や鎮痛薬の副作用・合併症リスクを分析しておりますので、副作用の出やすい患者さんもあきらめずにご相談ください。
個々に応じた治療方針のもと寛解に導き、栄養管理やリハビリの指導を行います。また、間質性肺炎(リウマチ肺)、悪性腫瘍を合併した関節リウマチ患者さん、ご妊娠を希望される関節リウマチの方に対しても、専門医が適切な治療を行っています。

新横浜山前クリニック

所在地:〒222-0033
横浜市港北区新横浜3-20-3 リバサイドビル4階

休診日:木曜、土曜午後、日曜、祝日
※聖マリアンナ医科大学
 横浜市西部病院リウマチ内科外来(要予約)